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日本口腔インプラント学会第44回関東・甲信越支部学術大会

こんにちは。錦糸町ミント歯科クリニック院長の大田です。

2025年2月8日・9日にパシフィコ横浜にて、当院スタッフと共に日本口腔インプラント学会第44回関東・甲信越支部学術大会に参加し、知識のアップグレードをしております。

 

今回の学術大会では、東京医科歯科大学時代の知り合いの先生が口演発表をされたり、スタディーグループでお世話になった先生が講演をされたりと、自分と身近な先生方が多くいらっしゃる学術大会でした。

特に私自身と臨床経験がさほど変わらない先生が口演発表された、大学病院におけるインプラントの研究発表は、臨床家に進んだ私にとって目から鱗が落ちるものでした。

専門医教育講座では、超高齢社会のインプラント治療〜ライフステージに即した医療従事者としての対応〜と題して、小宮山彌太郎先生がご講演されました。

歯を失った後の欠損補綴治療において、インプラント・ブリッジ・部分床義歯といった治療方法があります。

ここで大切な点は、どんな補綴治療を入れたとしても、人生においてやり直しをする可能性を常に考慮しなければなりません。

歯科材料に限らず人間が作ったものは永遠に持つものはなく、長期間の使用に伴い破壊は不可避であるからです。

過去の研究データによると、ブリッジの5年生存率は84%、10年生存率は50〜70%といわれ、やり直しが余儀なくされること、削った歯は元に戻らないため、歯の欠損ドミノが広がる可能性が高まります。

義歯においては、大半が5年〜10年ほどで修理や再作製を余儀なくされます。

それに対し、インプラント治療は5年生存率95%以上、10年生存率は90〜95%といわれ高い治療成績を残しております。

スウェーデンのブローネマルク博士がオッセオインテグレーション(インプラントと骨の結合のこと)を発見し歯科臨床に応用されてから、たったの60年です。

インプラント治療が他の補綴治療よりも歴史が短いとはいえ、長期間にわたり患者さんのQOLの維持に貢献してきたことは間違いありません。

(もちろんケースバイケースで、ブリッジや義歯が、インプラント治療よりも長期経過を保つこともございます。)

長期経過を予想する際、我々歯科従事者が最も注意する点は”力”です。

特に、無意識下の持続的な咬合力(クレンチング、グラインディング)は、咀嚼力よりも遥かに強力な力です。

力によって材料は破壊されます。

20年、30年、それ以上といった長期間に累積される力は膨大なものになり、それに耐え得ることが肝要です。

そして、万が一問題が起こった場合には、何らかの安全機構を備えていることがリカバリーにおいてとても肝要です。

インプラント治療は、インプラントの物性・適合、術者の力量、患者様の清掃・力・全身疾患の管理など、さまざまな条件をカバーすればとても良い治療成績を残します。

 

今回学んだことを肝に銘じ、患者様一人一人にあった治療計画を立て治療方法を提供して、一生涯の口腔内の健康を保てるよう、スタッフ一同更なる向上をして参ります。

引き続き、錦糸町ミント歯科クリニックをどうぞ宜しくお願い致します。

 

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