こんにちは! 錦糸町ミント歯科クリニックです💚🦷💚
前回と引き続き口腔内のケア商品を紹介していきたいと思います。
今回は歯科フロスの選び方:ルシェロ、バトラー、ウルトラフロス、フロアフロス、スーパーフロスの特徴と利点についてお話していきます。
歯の健康を保つためには、歯ブラシだけでは不十分であることをご存知でしょうか?歯ブラシだけのプラーク除去率は約60%、フロスを併用すると約90%のプラークが除去できるといわれています。
歯ブラシが届きにくい歯と歯の間を清潔に保つためには、フロスの使用が非常に重要です。
今回は、当院で扱っている5つのフロス「ルシェロ」「ウルトラフロス」「フロアフロス」「スーパーフロス」「バトラー」の特徴と、それぞれの良さを紹介します。
・ルシェロフロス
ルシェロは、圧倒的なプラーク除去力を持つフロスです。髪の毛の約1/100の細さの極細繊維であるマイクロファイバーを採用し、約1400本の繊維で歯面のプラークを強力に取り除くことができるフロスです。また、鋭いエッジのついたくさび状形態をしており、マイクロファイバーの束による毛細管現象によって唾液と共にプラークをフロス内に吸着する効果が期待できます。そして極細繊維からなっているため、とても柔らかくしなやかな使い心地で従来のフロスで痛みを感じる方もお使いいただけます。
・ウルトラフロス
ウルトラフロスは切れにくく、初めての方でも使いやすいY字型ホルダーのデンタルフロスです。使いやすさを追求したフロスで奥歯にも使いやすく、高耐久性、低摩擦力の『テクミロン』採用で歯ブラシと同じように水で洗って繰り返し使えます。また、フロスにわずかなたるみを持たせることで、束状のフィラメントが歯と歯ぐきの境目に巻きつくように広がり、効果的にプラークを除去します。そしてY字型のホルダーがついていることでお子様のフロッシング習慣の育成や、糸状のフロスが使いにくく感じる方も簡単に使用することができます。
・フロアフロス
フロアフロスは、歯周病予防のために開発された歯茎ケア専用フロスです。フロアフロスは唾液や摩擦でふわっと広がるように加工されており、歯茎にやさしく快適にケアできます。摩擦力が低いため、歯ぐきを傷つける心配が少なく、穏やかにケアできます。また、フロアフロスはアフロヘアのようにうねる加工を施した384本もの糸が、より合わさってできています。うねった糸が歯ぐきの中で広がり、細菌をしっかりキャッチし、プラーク除去率の研究では、「他のフロスに比べて汚れが取れる」という結果が出ています。
・スーパーフロス
スーパーフロスは、特殊な構造を持つフロスで、歯間部に通すための固いフィラメント部分と先端がスポンジ状になっている部分、一般的なフロスの部分が一体となった形状です。このデザインにより、補綴装置のブリッジやインプラント周囲、矯正装置の金属ワイヤーやブラケットの間を簡単に掃除することができます。
スーパーフロスのスポンジ部分は柔らかく、歯ぐきを傷つける心配がありません。また、普通のフロスと同様に歯と歯の間にもしっかりとフィットし、プラークの除去が効率よく行えます。特にブリッジやインプラント等の磨きにくい箇所や矯正中で清潔にしにくい箇所がある人におすすめです。
・バトラー デンタルフロス イージースレッド
バトラーは、歯科医院でもよく使用されているフロスの一つで、その品質と効果から信頼されています。バトラーイージースレッドは歯間や補綴装置、矯正装置の隙間に挿入しやすいスレッド(糸通し)がついているのが特徴です。多数の繊維からなる膨らんだフロスが歯面にフィットし効果的にプラークを除去します。
チェアサイドでのプロフェッショナルケアに耐えうる耐久性を持ちながらも、使いやすさと効果的な歯垢除去に優れており、約50回使用できます。
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💚まとめ💚
フロスは種類ごとに特徴があり、使用する人の歯の状態や目的に応じて選ぶことが大切です。
自分の歯の状態に合ったフロスを選ぶことで、より効果的に歯間の清掃ができ、口腔内の健康を保つことができます。日々のケアにフロスを取り入れ、健康な歯と歯ぐきを維持しましょう!